【知っておきたい】お金に支配されない方法5選

記事をご覧いただきありがとうございます。

管理人のえぬやまです<m(_ _)m>

皆さんは「いつの間にかお金を使ってしまう」「高い買い物をしたのに満足感が少ない」といった経験はありませんか?

お金が私たちに与える影響は想像以上に大きく、いつの間にかお金に使われている状態になっているかもしれません。

今回は書籍「MIND OVER MONEY-193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」より、私が特に皆さんへお伝えしたいと思った内容をまとめてみます。

最後まで読んでいただくことで、「子供のやる気をお金で引き出せるのか?」「なぜ自分はお金が貯まらないのか?」「幸福なお金の使い方とは?」といった疑問の答えがわかると思います。

以下が最低限お伝えしたいことです。

結論
  • 作業が楽しい場合はお金でやる気が下がる
  • 『褒めて』伸ばそう
  • 貧困時に自分だけで判断してはいけない
  • 資産はしっかり把握して計画を立てる
  • お金は経験に使う

1.お金でやる気は引き出せる?

1-1.お金がやるきにつながるとき

人間が棒にぶら下がっていられる時間を測定し、お金がもらえるかどうかで時間が変わるかどうか調べる実験がありました。

その結果、明らかにお金がもらえる場合の方が長い時間ぶら下がっていられるということがわかりました。

被験者を応援したり、催眠術にかけたりした場合よりもお金をもらえる方が長い時間ぶら下がっていられました。

この実験結果から、『取り組む作業が単調でつまらない時、お金でやる気を引き出せる』ということがわかりました。

なので、お子さんがいる方は子供が家事を手伝ってくれたらお駄賃をあげるようにしてみてはいかがでしょうか?

逆に、お子さんが楽しんで作業や勉強をしている時にはお金をあげてはいけないようです

絵を描いたりパズルを解くといった楽しみを感じている作業では、報酬無しの方が休憩時間になっても作業を続けるほどのやる気が出ます。

報酬が発生すると、休憩時間で他のことをしたり作業再開後の結果が明らかに悪くなるなどの実験結果が出ていました。

1-2.お金で学力が伸ばせるか?

お金を使って学生の成績が伸びるかを確かめる実験が行われました。

意外なことに『テストの結果に応じて報酬が支払われた場合、学生の成績には影響が出ない』ことがわかりました。

しかし次の場合は学力が向上しました。

それは『具体的な課題を達成したときに報酬が支払われたとき』でした。

例えば指定された本の中から1冊を読み終えたら報酬が支払われる場合です。

研究者は『努力次第で誰でもできる課題であること』が重要であると結論づけました。

2.報酬とやる気

1-1で単純でつまらない作業はお金でやる気が出るということを話しました。

それでは本人が楽しいと感じている場合は、どうやればやる気をさらに引き出せるのでしょうか?

それは『褒める』という行為です。

より効果が高いのは『結果』ではなく『努力や取り組み』を褒めることでした。

ただし、子供を褒める場合は過剰な褒め言葉を使うのを避けましょう。

子供の自尊心が低い子供に「世界一すごい」などの強い褒め言葉を使うと、次回以降に期待に応えられないことを恐れて挑戦しなくなってしまう実験結果が出ています。

3.貧困がもたらすもの

お金に余裕がないとき、人間の判断力は激減するという実験結果があります。

どれほどかというと、徹夜した翌日とだいたい同じ程度になります。

この事実はとても恐ろしいものです。

貧困に陥った場合、貧困から抜け出すためには多くのことに対して正しい判断を下さなければなりません。

しかし判断力が低下していては難しく、悪い判断を下してより深い貧困に陥ってしまうループにハマってしまいます。

お金に余裕がないことを自覚したときは、余裕のありそうな人からの意見をもらうことを忘れないようにしましょう。

4.お金が貯まる心の持ち方

4-1.なぜお金が貯まらないのか?

『人間は膨大であいまいなデータを扱うとき、自分にとって都合のよい判断を下す傾向にある』という実験結果があります。

一言で「お金」といっても、今は保険・債券・株・銀行預金などの様々な形で存在しますが、それらをなんとなくで把握している状態で予算を組むと自分にとって甘い予算になってしまうので思ったよりお金が貯まらないのです。

なので、お金が貯まらないと感じたら自分の持っている総額を一度整理してきっちり把握するところから始めてみましょう。

複数の口座を持っていて把握が難しい時は、いっそのこと口座を一つにしてしまうことが有効かもしれません。

4-2.いつから貯金を始めたらよいのか?

端的に申し上げれば、「今でしょ!」という回答になります。

「いつから貯金をしたらよいか?」と質問されたときに「今ではない」と考える人が多い実験結果になっています。

しかも「人は今まで貯金できなくても、これからはできると考える傾向にある」とのことです。

将来は収入も増えて、今より貯金が楽になると考えてしまうようですね。

実際には収入が増えたとしても、その分出費が増えることがほとんどなので意識しないと貯金はできません。

貯金したいと思ったらその日から始めてみましょう。

貯金に関しては以前投稿した記事が参考になるかもしれないので、良かったらご覧ください。

5.お金を使う喜び

5-1.経験を買う

「高い買い物をしたはずなのになぜか幸福感がない」という思いをしたことはありませんか?

人間は同じ金額を支払う場合、『モノ』より『経験』に支払った方が後の幸福度が高い傾向にあるそうです。

例えば10万円で家電やバッグを買うより10万円で旅行した方が幸福度が高いのです。

『モノ』の場合、購入した当初は最先端でもしばらくしたら新商品が出るし劣化もしてしまいます。

『経験』の場合は思い出した時の幸せが色あせないので、経験の方が幸福度が高くなるようです。

5-2.経験につなげる

『モノ』にお金を支払った場合でも幸福度を上げる方法があります。

それは購入した『モノ』を使って『経験を得る』ことです。

例えは新車購入をきっかけに遠方に足を延ばしてみたり、古い友人を訪ねたりするなど楽しい経験になれば幸福につながります。

6.おわりに

ここまでご覧いただきありがとうございます<m(_ _)m>

お金は想像以上に私たちの心理に影響を与えます。

今回参考にした書籍「MIND OVER MONEY-193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」は驚くような実験結果がまだまだ記載されておりますので、興味が出てきた方はぜひ手に取って読んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました